小笠原珈琲 は、現在準備中です。

2021/12/02 13:25



珈琲屋の店長が教える

コーヒーの淹れ方(カリタ編)



小笠原珈琲店長の小笠原です。

以前円錐型ドリッパーの淹れ方を
紹介しました。

今回は台形型ドリッパーの淹れ方を
紹介したいと思います。


台形型ドリッパーとは?

名前の通り台形型の形をした
ドリッパーになります。

一般的によく見かけるドリッパーでは
ないかと思います。
 
円錐型とは異なり
底が平らになっています。


今回、コーヒーの抽出するのに
カリタの台形型ドリッパーを使います。




カリタの特徴

①3つ穴であるためすっきりとした味わい。
カリタは抽出口が3つあります。
そのためスッキリとした味わいになります。

②滞留時間が長いためボディ感のある味わい。
底が平らになっているため長い時間お湯に触れるのでボディ感のある味わいになります。

③抽出コントロールがしやすい。
抽出コントロールができます。ゆっくり注いだら濃厚に、素早く注いだらあっさりとした味わいになります。円錐型ドリッパーに比べて安定感があります。


以前紹介した円錐型ドリッパーと比べると
カリタ台形型ドリッパーの方が
ボディ感のある味わいになります。


実際にカリタ台形型ドリッパーを
使ってコーヒーを淹れてみます。

今回は1杯分120cc計算で淹れてみます。


準備するもの
お湯
コーヒー粉(11g)中挽き
台形型ドリッパー(カリタ)
コーヒーサーバー
コーヒーカップ


①お湯を沸かします。
温度は90度にします。
お湯の温度は90度が
バランスが取れるためおすすめです。


②ドリッパーに粉を入れます。
今回使うのはカリタ台形型ドリッパー。
底が平らになっていて3つの穴が空いています。
粉を入れたら平らにして均等にします。
今回は11g使います。 



※台形型ドリッパーのフィルターの付け方
1.底面の縫い目を折る
2.側面の縫い目を折る
 底面と側面は逆の折り方にする。
3.形を整えてドリッパーにセットする。



③お湯を注いでいきます。
ゆっくりと全体を湿らすように
円を描きながらお湯を注いで行きます。


④30秒間蒸らします。



⑤2〜3回に分けてお湯を注ぎます。
コーヒーの粉が2〜3センチ盛り上がるくらいまで
注いだら注ぐのをやめます。
5秒くらい待ちます。
これを2〜3回繰り返して適量まで
注いでいきます。


④適量まで淹れたらドリッパーを外します。
この時、お湯が落ち切る前に外します。
お湯が落ち切ってしまうと雑味が入ってしまうので
落ちる前にドリッパーをサーバーから外します。


⑤カップにコーヒーを注いで完成です。



カリタの台形型ドリッパーの
淹れ方を紹介しました。


台形型ドリッパーは
スッキリと軽い口当たりながら
最後にボディ感が残る味わいになります。

コーヒーの抽出はどの器具を使うかによって
特性が異なります。
豆やご自身に合った器具の使い方を
おすすめします。